夕あかりの国
「夕あかりの国」 作:アストリッド・リンドグレーン 絵:マリット・テルンクヴィスト 訳:石井登志子 発行:株式会社徳間書店
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病気で歩けなくなったぼくのところに、小さな不思議なおじさんがやってきて言った。
「夕あかりの国へ行きたくないかね」ぼくたちは一緒に空を飛んで不思議な世界へ…。
「子どもの本の女王」と称されるスウェーデンの児童文学作家と、同国のBIB金牌受賞画家が贈る、心癒される美しい絵本です。
(徳間書店HPより)
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テルンクヴィストさんの絵本です。
文章はリンドグレーンです。リンドグレーンをこのブログで取り上げた記憶がないのですが…どうだったかな。
お話としては、足の悪い少年が「夕あかりの国」でやりたいことをかなえる、といううものです。
テルンクヴィストさんらしく、ペンでアウトラインを描いて、そこに絵具を重ねていくという描き方じゃないかと思います。
「夕あかり」の色が絶妙でとても雰囲気を出していると思います。
(スウェーデンの街を描いたのかな)
こんな絵が描きたいな、描けたらな、と思いました。
お話もいいのですが、やはりテルンクヴィストさんの絵を楽しみたいと思える絵本でした。
“I SKYMNINGSLANDET” by Astrid Lindgren & Marit Törnqvist(1949&1994)
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