2022年1月

縄文の狼

「縄文の狼」 作:今井恭子 絵:岩本ゼロゴ 発行:株式会社くもん出版   ● 狼と人とは住む世界が違った。父さんたちが、こえてはならぬ一線をあえてこえたのは…。 赤ん坊のころ狼にさらわれ、狼とともに育った少年キセキ。 1万年以上前の縄文時代に繰り広げられる、少年と狼たちの絆と進化の物語。 (hontoより) ● 「こんぴら狗」を書いた今井さんが、なんと縄文時代を舞台に、 狼少年(というに […]

物語のものがたり

「物語のものがたり」 作:梨木香歩 発行:株式会社岩波書店 ● 梨木さんの小説は読んだことがありませんが、この書評集を読むことができました。 メインは「『秘密の花園』ノート」で、これが本の半分を占め、 のこりが文庫の解説や対談などです。 すごいなあ、と思ったのはやはり「『秘密の花園』ノート」で、 「この作品の醍醐味は、実は読書中に見つける細部にある」 とおっしゃっているとおり、細かいところをとりあ […]