2020年1月

しずかな魔女

「しずかな魔女」 作:市川朔久子 発行:株式会社岩崎書店 ● 草子は、学校には行かず図書館で時間を過ごしている。 不登校である。 草子は、深津さんという女性の司書さんと顔見知りになる。 その深津さんが草子にメッセージを渡す。 <しずかな子は、魔女に向いてる> 草子は、その言葉がのっている本をぜひ読みたいと思い、 深津さんに探してほしい、と頼んだ。 しばらくして、草子に大きな茶封筒が手渡される。 中 […]

昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」 作:椰月美智子 絵:早川世詩男 発行:株式会社小峰書店 ● 小学6年の拓人、忍、宇太佳の3人組は、 いつもみどり公園でスケボーを楽しんでいた。 ところが、みどり公園が突然「スケボー禁止」になってしまった。 拓人は、花林神社の前の通りが、車も来ないしできそうだと提案する。 しかし神社には、管理のおじいさんがいる。 案の定、3人がスケボーをやっているとおじい […]

きみの存在を意識する

「きみの存在を意識する」 作:梨屋アリエ 発行:株式会社ポプラ社 ● 本を読むのがおそろしく遅いひすい。 女にも男にも分けられたくない理幹(りき)。 字がまともに書けず、パソコンを使えないかと訴える心桜(こはる)。 ひすいの弟…といっても血はつながっていない、養子の拓真。 優等生で学級委員長だが、過食ぎみの小晴(こはる)。 それぞれに問題をかかえた中2の5人の、 5者5様の生きざま(!)を、 その […]