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いつかの約束1945

「いつかの約束1945」 作:山本悦子 絵:平澤朋子 発行:株式会社岩崎書店 ● 「あたしは、関根すず。9さい!」 ゆきなとみくは、自分は9歳だと言うおばあさんに出会い、共に一日町を歩き回ることに。 後日、二人は意外な場所で彼女と再会する。残されたメッセージに込められた思いとは? いっしょに町を歩きまわり、語り合った、忘れられない夏の一日。 (岩崎書店HPから) ●   ゆきなとみく(た […]

黄色い夏の日

「黄色い夏の日」 作:高楼方子 画:木村彩子 発行:株式会社福音館書店 ● キンポウゲって、毒があるっていうじゃない 七月半ばの日曜日。初夏の日差しが落ちる道をたどり、景介の向かう先にその家はあった。 中学生になって入った美術部で、建物を描くという課題がだされた時、まっ先に浮かんだのが、木々と草花に囲まれて建つ、灰色の壁と緑の屋根の古めかしいその洋館だった。 主の老女に招き入れられ、足を踏み入れた […]

おばあちゃんがいるから

「おばあちゃんがいるから」 作・絵:イルズ=マーグレット・ボーゲル 訳:掛川恭子 発行:株式会社岩波書店 ● 悲しいとき,胸の中がからっぽになったみたいでたいくつなとき―この女の子は,おばあちゃんのそばに行って話しかけるのでした. 幼い時に祖母と共に過ごした日々の思い出をあたたかく描きます. (岩波書店ホームページより) ● 「ふたりのひみつ」と「さよならわたしのおにいちゃん」の間にくるお話らしい […]

さよならわたしのおにいちゃん

「さよならわたしのおにいちゃん」 作・絵:I.ボーゲル 訳:掛川恭子 発行:株式会社あかね書房 ● ひとりぼっちのさびしい夏の日に、 知り合った大切な、わたしのおにいちゃん、だったのに…… 初めての恋におちた、夢みる幼い少女のよろこびと悲しみを、 若く美しい母親との愛と葛藤のなかで こまやかに描きあげたユニークな物語。 (カバー見返しより) ● そんなわけで、「さよならわたしのおにいちゃん」も読み […]

ふたりのひみつ

「ふたりのひみつ」 作・絵:I.ボーゲル 訳:掛川恭子 発行:株式会社あかね書房 ● わたしはかっとなって、思わずどなってしまいました。 「エリカ、あんたなんか、死んじゃえばいいのに!」 ――競争心、嫉妬、不安、そして愛……幼い少女の微妙な心の動きを、 鋭く、あざやかなユーモアでとらえ、 ふたごの姉妹エリカとインゲの友情の日々と別離を、 深いやさしさをこめて描いた、胸をうつ物語です。 (カバー見返 […]

5番レーン

「5番レーン」 作:ウン・ソホル 訳:すんみ 絵:ノ・インギョン 発行:鈴木出版株式会社 ● 水泳部エースの小6女子カン・ナルは、飛び抜けた速さで常勝を誇っていた。 でも最近は、急に速くなったライバルに勝てなくなり悩んでいた。 ライバルの水着が承認されていないモデルではないかと疑うことから引き起こした事件をきっかけに、大きく成長する姿を描く。 韓国の文学トンネ児童文学賞大賞を受賞した、瑞々しくさわ […]

夢を追う子

「夢を追う子」 作:W・H・ハドソン 訳:西田 実 絵:駒井 哲郎 発行:株式会社福音館書店 ● 美しい蜃気楼にさそわれて家を離れたマーチン少年の心の中の“あこがれ”と自然の神秘とのふれ合いを見事に描いた作品です。 駒井哲郎の版画が作品の世界を豊かに盛りあげています。 (福音館書店HPより) ● 「福音館古典童話シリーズ」の一冊。 初版が1972年なので50年前だ。 多分…読む人は少ないだろうな。 […]

ジャングルジム

「ジャングルジム」 作:岩瀬成子 絵:網中いづる 発行:ゴブリン書房 ● おねえちゃんは目をまっ赤にして、 玄関に立っていた。 「泣いたの?どうしたの」と、 あたしはきいた。 思いがけず、年上の子と〈どっちが強い〉か決めることになった小学生の女の子・すみれ。 あたしはばかだ、と思った。 どうして、こんなことになっちゃったんだろう。 こんなこと、したくない。いやだ。だめだ。 少女の揺らめく気もちをこ […]

スペシャルQトなぼくら

「スペシャルQトなぼくら」 作:如月かずさ  発行:株式会社講談社 ● Q=クエスチョニング。自分の性別が男か女かわからない。 自分が好きになる相手が異性か同性かわからない。 だけど、どっちかわからなくたって、ぼくらはぼくらの好きなものが好き!! 中学2年のナオが塾帰りに目撃したのは、女子のようにメイクをして、かわいい服で街をあるく学年トップの優等生・久瀬の姿。 そのときから、自分のことをごく普通 […]

サナギの見る夢

「サナギの見る夢」 作:如月かずさ  発行:株式会社講談社 ● 「仮面のピーターパン」が本当に現れた!! ワタルのクラスでは小学生最後の思い出に男子全員で映画をとることになった。 監督兼脚本を担当するワタルを中心に順調に撮影がスタートしたはずだったが……。 (講談社HPから) ● ちょっと読むのがつらくなりました。 主人公のワタルがどんどん自分を追い詰めていくところが。 6年生のワタルのクラスは、 […]

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