このいえも　むかしは

「このいえも　むかしは」　文：ジュリー・フォリアーノ　絵：レイン・スミス　訳：青山南　　発行：ＢＬ出版株式会社

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絵本は絵が命、かなと思うんですが。
この本も、お話はなんていうこともないお話で、
古い家を、子どもたちが探検する、
むかしこの家はだれが住んでどういうことをしていたのだろうと想像する、
そんな絵本です。

レイン・スミスの絵がすばらしいですね。
どうやって描いたんだろう？
点描というか、
なにかに絵の具をつけて押しつけて描いたんじゃないか、と思うんですが…。
色使いもすてきですし、
コラージュもしてますね。
おもしろいなあ。
まあ正直この本、絵を楽しむ本だと思いました。
この本、小さい子が読んでおもしろいだろうか？
おとなが楽しむ絵本じゃないかな、と思います。
そして、
それはそれでいいんだろうと。
おとなが、この本で古い家を探検する、
そこからいろいろ過去のことをふりかえる、
そんな絵本じゃないか、
と思うのですがどうでしょう？

というわけでおとなのかたにおすすめしたい絵本であります。

“A HOUSE THAT ONCE WAS” by Julie Fogliano & Lane Smith(2018)