児童書

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きつねの時間

「きつねの時間」 作:蓼内明子 絵:大野八生 発行:株式会社フレーベル館 ● 小学6年生のふみは、ママと二人暮らし。 料理が得意でママをうならせることしばしば。 ある日、ママがふみの父親が生きていることを知らされたことから、 二人はけんかになってしまう。 冷戦状態が何日も続く。 そんなとき、ふみは通っていた幼稚園の先生から、 「おかあさんに幼稚園の壁に絵を描いてほしい」 と頼まれる。(ふみのママは […]

手紙 ふたりの奇跡

「手紙 ふたりの奇跡」 作:福田隆浩 発行:株式会社講談社 ● 長崎市の小学6年生吉野耕治は、秋田市の清水穂乃香という同じ小6の子の手紙を受け取った。 全然知らない子の手紙。 自分が優秀賞をとった作文を見て、手紙を出したのだという。 内容は、彼女のお母さんの秘密を探ること。 お母さんが、長崎へ修学旅行へ行ったときに起きた、「奇跡のような出来事」はなんだったのか 調べてほしい、ということだった。 興 […]

オオカミが来た朝

「オオカミが来た朝」 作:ジュディス・クラーク 訳:ふなとよし子 発行:株式会社福音館書店 ● 「『オオカミが来た朝』は、読者の方々を、あるオーストラリア人一家の四世代にわたる 子どもたちの折々の心もように、時をこえてよりそう旅にいざないます。」 1935年から2002年までの折々に、子どもたちが(時に大人も)どんな経験をしたか、 どんなことを考えたかを、6つの短編で描く、連作短編集です。 父親が […]

昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」 作:椰月美智子 絵:早川世詩男 発行:株式会社小峰書店 ● 小学6年の拓人、忍、宇太佳の3人組は、 いつもみどり公園でスケボーを楽しんでいた。 ところが、みどり公園が突然「スケボー禁止」になってしまった。 拓人は、花林神社の前の通りが、車も来ないしできそうだと提案する。 しかし神社には、管理のおじいさんがいる。 案の定、3人がスケボーをやっているとおじい […]

クリスマスのものがたり

「クリスマスのものがたり」 作:フェリクス・ホフマン 訳:しょうのこうきち 発行:株式会社福音館書店 ● クリスマス絵本の決定版ではないでしょうか。 内容は、ずばり、「キリストの誕生」であります。 受胎告知にはじまって、うまやでの誕生、三賢者の到来、脱出と帰還、といった感じでお話が語られます。 自分は無宗教なので、キリストの誕生の物語はよく知りませんでした。 だから今回この本を読んでとても勉強にな […]

トクベツな日

「トクベツな日」 作:白矢三恵 絵:スカイエマ 発行:株式会社PHP研究所 ● それぞれに悩みをかかえる4人のクラスメイト。 でも悩みを誰にも言えない。 それが、一人暮らしのお年寄りを給食に招く、 「もみじ給食の日」をめぐって一気にバクハツする! 4人にとって「トクベツな日」とは どんな日だったのか…? ● 最近よくみる「群像もの」(だせーネーミングだ) といいますか。 一つの事件を4人の視点で描 […]

夏に降る雪

「夏に降る雪」 作:あんずゆき 絵:佐藤真紀子 発行:株式会社フレーベル館 ● おとうさんの会社が倒産して、大河は東京から、おかあさんの実家がある長崎県佐世保市に引っ越してきた。 新しい学校になじめない大河。 そんな大河が、小学生の演劇に参加することになる。 しかも主役。 大河は次々と降りかかる試練をどう乗り越えていくのか? 春から夏へ、少年の挑戦がはじまった…。 ● 長崎県佐世保市には「無窮洞」 […]

八月のひかり

「八月のひかり」 作:中島信子 発行:株式会社汐文社 ● 八月、夏休み―― 海だ山だプールだと浮かれている子どもたちとは対照的に、貧しさの中で家事に忙殺される子どもたちがいる―― 5年生の美貴もそんな子供の一人だった。 母と弟、自分の三人暮らし。 母はスーパーで働いているが、給料が安く、毎日の食べるものにも困っている状況。 安いキャベツを使って、美貴は今日も料理を作る。 カレーキャベツだったり、マ […]

せなか町から、ずっと

「せなか町から、ずっと」 作:斉藤倫 絵:junaida 発行:株式会社福音館書店 ● 巨大なエイが、ある夜美しい鳥に出会って、どうしても自分のものにしたくなった。 エイは海から空へ飛びあがった。 しかし――鳥には届かず、エイはもとの海に落っこちた。 エイは苦しみの中で眠りつづけ、きがつくと何百年という月日がたっていた。 なんとその間にエイの背中は島になって、人や動物が住むようになった――。 この […]

縞模様のパジャマの少年

「縞模様のパジャマの少年」 作:ジョン・ボイン 訳:千葉茂樹 発行:株式会社岩波書店 ● 第二次世界大戦中の物語。 ベルリンで軍人の息子として何不自由なく暮らしていた少年ブルーノは、 父の転勤(?)で見知らぬ土地へ引っ越した。 (そこは後にポーランドだとわかる) 近くに、他に住む人はなく、友だちがいなくてさみしい思いをするブルーノ。 部屋の窓からは、怪しげな縞模様のパジャマを着た人たちが暮らしてい […]

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