児童書

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ヒロシマ 消えたかぞく

「ヒロシマ 消えたかぞく」 作:指田和 写真:鈴木六郎 発行:株式会社ポプラ社 ● この本は、鈴木六郎さん一家の楽しい写真集です。 子どもたちの写真がほとんどで、 遊んだりしている様子が生き生きと撮れています。 戦争中とは思えない、 ピクニックや海水浴に出かけたり、 犬や猫を飼ったり、 道路や窓にいたずら書きをしたり。 その平和な日々を吹っ飛ばしたのが、昭和20年8月6日、広島に落とされた原爆でし […]

5000キロ逃げてきたアーメット

「5000キロ逃げてきたアーメット」 作:オンジャリ Q. ラウフ 訳:久保陽子 発行:株式会社学研プラス ● ロンドン。9歳のアレクサのクラスにアーメットという子が転入してきた。 彼はシリア難民だった。 アレクサたちは、アーメットとなかよくなろうとプレゼントをしたり、 いじめっ子をやっつけようとしたりする。 (もっともアーメットがやっつけたけどね) アーメットが両親と生き別れになっていることを知 […]

一富士茄子牛焦げルギー

「一富士茄子牛焦げルギー」 作:たなかしん 発行:BL出版株式会社 ● おとんが初夢で妙な夢を見た。 牛のように大きな茄子牛(足が生えてるんだな)に乗って富士山に行く。 おとんは富士山に、なぜか持っていた餅をやると、富士山はうまそうに食った。 富士山は何か願い事はないか、とおとんに尋ねたので、 おとんは「餅が焦げないようにしてください」と願う。 いつも焼餅を焦がしてしまっていたのだ。 願いはなんと […]

あした、また学校で

「あした、また学校で」 作:工藤純子 発行:株式会社講談社 ● 地域の小学校対抗の大縄跳び大会に、一将の弟将人は出場する――はずだったが。 縄跳びが下手な将人は、朝練に来なければならなかったのに、行かなかったのを 学校一怖い荻野先生にとがめられ、みんなの前できつく叱られてしまった。 さらに他のメンバーからは、「お前は下手だから大会に出るな」と言われてしまう。 落ち込んだ将人は、登校拒否になってしま […]

今、空に翼広げて

「今、空に翼広げて」 作:山本悦子 発行:株式会社講談社 ● 通学班――なつかしいひびきですね。 小学校には、班ごとに集まって通っていました。 いまでもそれは変わらないようです。 この物語は、そんなある通学班の子どもたちを描いたものです…。 5年生の原田真紀は、通学班で1年のつばさのお守係になってしまっている。 ふらふらと落ち着かないつばさを、そのたびに注意する。 台風で授業が中止になり、集団下校 […]

シャイローがきた夏

「シャイローがきた夏」 作:フィリス・レイノルズ・ネイラー 絵:岡本順 訳:さくまゆみこ 発行:株式会社あすなろ書房 ● 散歩の途中で、ぼく(マーティ)は子犬のビーグル犬と出会った。 「おいで」と言っても近寄ってこないが、どこまでもついてくる。 やせて、たぶん虐待されている犬ではないかと思われた。 思い立って口笛を吹いてみると、「まるで魔法のボタンを押したみたいに」子犬は突進してきた。 訓練されて […]

もうひとつの曲がり角

「もうひとつの曲がり角」 作:岩瀬成子 発行:株式会社講談社 ● 新しい家に変わって、転校早々英語教室に通わされることになった朋。 たまたま英会話スクールと郵便局の間の道に入り、 T字路を曲がると…。 そこは時を越えることのできる道だったのである。 時を越えて出会った「みっちゃん」と友だちになった朋。 「みっちゃん」と朗読をする老女「オワリさん」との意外な関係とは? ● ミステリーみたいな書き方を […]

友だちをやめた二人

「友だちをやめた二人」 作:今井福子 絵:いつか 発行:文研出版 ● 小学5年生の七海と結衣は小1の時からずっと友だちだ。 でも同じグループになったことはない。 七海にとって結衣はよくわからない存在なのだ。 何を考えているかわからないことも多い。 子猫を拾ったり、 七海のおばあちゃんの突然の死や、 七海に側転の練習をさせたりとか、 いろんなできごとがあって、 二人に試練がやってくる。 このままじゃ […]

きつねの時間

「きつねの時間」 作:蓼内明子 絵:大野八生 発行:株式会社フレーベル館 ● 小学6年生のふみは、ママと二人暮らし。 料理が得意でママをうならせることしばしば。 ある日、ママがふみの父親が生きていることを知らされたことから、 二人はけんかになってしまう。 冷戦状態が何日も続く。 そんなとき、ふみは通っていた幼稚園の先生から、 「おかあさんに幼稚園の壁に絵を描いてほしい」 と頼まれる。(ふみのママは […]

手紙 ふたりの奇跡

「手紙 ふたりの奇跡」 作:福田隆浩 発行:株式会社講談社 ● 長崎市の小学6年生吉野耕治は、秋田市の清水穂乃香という同じ小6の子の手紙を受け取った。 全然知らない子の手紙。 自分が優秀賞をとった作文を見て、手紙を出したのだという。 内容は、彼女のお母さんの秘密を探ること。 お母さんが、長崎へ修学旅行へ行ったときに起きた、「奇跡のような出来事」はなんだったのか 調べてほしい、ということだった。 興 […]

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