まどのむこう
「まどのむこう」 作:チャールズ・キーピング 訳:いのくまようこ 発行:らくだ出版株式会社 ● いせひでこさんの本にのっていた絵本。 チャールズ・キーピングは、ローズマリ・サトクリフの本に挿絵をつけていた人である。 アマゾンによれば、 「リーゼントストリート工芸学校でリトグラフ、エッチングを学ぶ。 ローズマリー・サトクリフの作品に挿絵を描いたことがきっかけで、絵本の創作をはじめる。」 とある。 た […]
「まどのむこう」 作:チャールズ・キーピング 訳:いのくまようこ 発行:らくだ出版株式会社 ● いせひでこさんの本にのっていた絵本。 チャールズ・キーピングは、ローズマリ・サトクリフの本に挿絵をつけていた人である。 アマゾンによれば、 「リーゼントストリート工芸学校でリトグラフ、エッチングを学ぶ。 ローズマリー・サトクリフの作品に挿絵を描いたことがきっかけで、絵本の創作をはじめる。」 とある。 た […]
「サイモン VS 人類平等化計画」 作:ベッキー・アルバータリ 訳:三辺律子 発行:株式会社岩波書店 ● 「STAMP BOOKS」の一冊。 サイモンはごく普通の高校生…だが、ゲイであるという秘密を持っている。 ネットで知り合った「ブルー」に恋愛感情を持っている。 (もちろんブルーもゲイだ) ブルーは同じ学校の生徒なのは確かなのだが、だれだかわからない。 物語は、「ゲイであることをいつカミングアウ […]
「レイミー・ナイチンゲール」 作:ケイト・ディカミロ 訳:長友恵子 発行:株式会社岩波書店 ● 10歳のレイミーは美少女コンテストで優勝することを目指しています。 出て行ってしまった父親が、それを知って家に戻ってくることを望んでいるのです。 コンテストの特技にしようと習い始めたバトントワリングの教室で、レイミーはルイジアナとベバリーに出会います。 二人も父親がいない(ルイジアナは母もいない)家庭の […]
「旅する絵描き タブローの向こうへ」 作:いせひでこ 発行:株式会社文藝春秋 ● いせさんの自伝的エッセイと、 原田マハ作「美しき愚かものたちのタブロー」につけられたイラストの組み合わせで(多分そうだと思う)構成された絵本である。 自分は、いせさんがテレビで「アクリル画の世界」という番組に出ていたのを見ており、 絵本も何冊か拝見した。 いせさんというと水彩画の印象がつよい。アクリル画も水彩の一種だ […]
「てのひらに未来」 作:工藤純子 絵:酒井以 発行:株式会社くもん出版 ● 琴葉は町工場の社長の娘。両親、弟、そして住み込みで働く天馬と暮らす。 工場は金属加工をしていて、医療機器から宇宙航空関連の部品まで、数ミリのものから大きなものまでつくっている。 父親はひと目見ただけで、ミクロン単位の誤差がわかるという。 琴葉は工場のことはあまり好きじゃないようだが。(女の子だからオイル臭いのはいやだろうね […]
「サンドイッチクラブ」 作:長江優子 発行:株式会社岩波書店 ● 中学受験に向け、2つの塾かけもちで夏期講習にいそしむ桃沢珠子。塾で別の小学校の優等生羽村ヒカルと知り合う。 そのヒカルは、珠子に「黄金のシャベルを奪還する手伝いできる?」と謎の誘い。 ヒカルは公園で砂像づくりの勝負をしていたのだ。 物語は、勉強が苦手で「何か作ることが好きな」珠子と、特異なキャラを持つヒカルが、 「サンドイッチクラブ […]
「ピカピカ」 作:たばたせいいち 発行:株式会社偕成社 ● ピカピカはもとは多分ピカピカの自転車だったんでしょうが、 ぼろくなって、町のすみっこに捨てられてしまったのです。 「ひどいや! ぼくは ごみじゃないぞ、 ちゃんと ていれしてくれれば、 まだまだ げんきに はしれるんだ!」 でも、だれも助けにはこず、世をはかなんだピカピカは泣いてしまいました。 それを見た町のねこたち、相談をしました。 翌 […]
「月と珊瑚(るなとさんご)」 作:上條さなえ 発行:株式会社講談社 ● 六年生になった大城珊瑚は、沖縄民謡を歌うのは得意だが、(祖母のルリバーに教わっている。ルリバーは民謡歌手なのだ) 勉強は不得意で、特に漢字が書けない。自分の名前の「珊瑚」が書けないのだ。 クラスメートの詩音にも「あなた、ほんとに六年生?}ときびしくダメ出しされてしまう。 珊瑚は、「勉強をがんばる」とちかう。 まずは漢字からだ。 […]
「闇の戦い」 作:ウィリアム・メイン 訳:神宮輝夫 発行:株式会社岩波書店 ● ドナルドは15歳。父親が重病。母親は自分の学校の教師。精神的に不安定な毎日。 そのドナルドが、ある時別の世界に入る。 そこは竜が街を襲っている、中世のような世界だった。 現実と異世界が交錯しながら、ドナルドの心は千々に乱れる…。 ウィリアム・メインは「砂」や「りんご園のある土地」などを書いた人です。 この本も1971年 […]
「天使のにもつ」 作:いとうみく 絵:丹下京子 発行:株式会社童心社 ● 中学2年の斗羽風汰は、恒例の職場体験実習で、「楽そうな」保育園へ行くことになった。 が、当然のことながら、保育園、そんなに甘くはない。 元気いっぱいの子どもたちの相手をするのは、並大抵のことではない。 しかも雑用(?)も山のようにある。 そんな風汰になついてきた「しおん君」。 四歳の彼は昼寝もせず、友だちとあまり遊ばず―― […]