光の六つのしるし

光の六つのしるし

「光の六つのしるし 闇の戦い1」 作:スーザン・クーパー 訳:浅羽莢子 発行:株式会社評論社(児童図書館・文学の部屋)

11歳の誕生日に〈古老〉としてめざめた少年ウィル。いにしえより続く<光〉と〈闇〉の戦いが、最後の〈古老〉を待っていた…。いま、壮絶な戦いの幕が開く。

(評論社ホームページより)

ずいぶん古い本である(1973)。図書館でいらなくなった本として、もらってきた本である。
しかしそんなに古さは感じなかった。そして十分おもしろく読めた。

冬至に11歳をむかえたウィルは知り合いに鉄のわっかをもらう。輪に十字が入っている。
これが「闇」との戦いの始まりだった。

このわっか=「しるし」は全部で6つありそれをそろえることをウィルは命じられる。
ここから現実と異世界が交錯する物語が展開していく。

今風でない、情景描写がしっかりと描かれ、そこが自分は気に入った。
単なるエンタメでない、「文学」の香りがした。

ウィルがスーパーマン的でないのもよい。魔法は勉強して使えるようになるのだが、あまり活用されなかった(きかなかった?)のもなかなかユニークである。
「仲間」がいることはいるのだが、ウィルひとりで戦っているように感じられる。まあここぞというところでは助けてもらってるけど。

「古き良き」ファンタジーを堪能した。つづきも読んでいきたい。

 

“The Dark is Rising” by Susan Cooper(1973)