さよならわたしのおにいちゃん
「さよならわたしのおにいちゃん」 作・絵:I.ボーゲル 訳:掛川恭子 発行:株式会社あかね書房
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ひとりぼっちのさびしい夏の日に、
知り合った大切な、わたしのおにいちゃん、だったのに……
初めての恋におちた、夢みる幼い少女のよろこびと悲しみを、
若く美しい母親との愛と葛藤のなかで
こまやかに描きあげたユニークな物語。
(カバー見返しより)
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そんなわけで、「さよならわたしのおにいちゃん」も読みました。
ひとりぼっちになったインゲが、隣に越してきた20歳のおにいさんディータ―を好きになる。
でもそこに割って入ってきたのがなんとインゲのおかあさん!
おかあさんとディータ―はラブラブになり、
インゲは辛く悲しい思いをつのらせる。
そんなインゲの思いがとんでもないことを引き起こすことに…。
という感じでしょうか。
なんか読みながら「インゲかわいそう」と思っちゃったけど、
でもまだ9歳か10歳なんだよね。
ディータ―にしてみれば妹=こどもとしか思えないよね。
そりゃあおかあさんのほうがいいだろうな、とは思いますわね。
まあだから悲しい結末にしかならないわけで。
救いはおかあさんとインゲがなかなおりしたこと。
おかあさんはインゲが一番大事だということ。
子どもはおかあさんの存在がとても大事だということ。
そんなことを思いながら
このほろ苦い物語を読ませていただきました。
古本か、図書館で。
“MY SUMMER BROTHER” by Ilse=Margret Vogel(1981)
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