小さな手――ホラー短編集4
「小さな手――ホラー短編集4」 編訳:金原瑞人 絵:佐竹美保 発行:株式会社岩波書店(岩波少年文庫)
●
たわいない願いが引き起こす悲劇、手をめぐる怪異、美しい館の秘密――…
スリリングでひねりの効いた英米ホラーの傑作八編を収録。
カポーティ、スティーヴンソン、キプリングほか、初訳・新訳多数のオリジナル短編集。
(カバー裏より)
●
なんと、コロナにかかってしまいました。
職場ではやりまして。
のどがいたいな、と思ったら熱が上がって、体がすごくえらくなりました。
医者では、別室で診察。先生は完全防護。
家でも完全隔離。
10日間(まだ療養期間が10日だったのです)しんどかったです。
特に家で一室に閉じ込められたのは辛かった。
それでしかたなく(?)読書にはげみました。
この本もその一冊です。
今までに3冊出たホラー短編集の4冊目。
それぞれおもしろかったです。
一番のお気に入りは、最初の「猿の手」。
よくある「3つの願いをかなえます」という話なんですが、ホラーだけにとんでもない落とし穴がある。
そこがとてもおもしろいです。
佐竹さんのイラストも、話の内容を端的に表現していておもしろいです。
ということでおすすめの一冊です。
“Chiisana Te” by Kanehara Mizuhito(2022)