トクベツな日
「トクベツな日」 作:白矢三恵 絵:スカイエマ 発行:株式会社PHP研究所
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それぞれに悩みをかかえる4人のクラスメイト。
でも悩みを誰にも言えない。
それが、一人暮らしのお年寄りを給食に招く、
「もみじ給食の日」をめぐって一気にバクハツする!
4人にとって「トクベツな日」とは
どんな日だったのか…?
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最近よくみる「群像もの」(だせーネーミングだ)
といいますか。
一つの事件を4人の視点で描いていくお話になっています。
祖母がボケてしまって、転校を余儀なくされた二葉。
父親の再婚相手(義母ですね)とうまくいかない真央。
父親が家を出ていった達也。
私立小学校の入試に失敗し、私立中に是が非でも合格しなければならない勝。
その悩みは誰にも言えない――
でも、誰かに話してみると、スッキリするもんだ。
そして悩みが解決した日、
新たな目標ができた日、
それが「トクベツな日」なんだね。
さあ、みんなもうーんと悩んで大きくなろう!
なんちゃって。
とにかく最後に全員の悩みが解決するので、読後感はとてもよいです。
主人公たちと同じ小学5年生のみんなにはぜひ読んでもらいたいし、
親の視点から読めば、子どもたちの悩みを理解できて、これもまたよし。
文も読みやすいし、スカイエマさんの絵もなかなかよい。
よいよいづくしで、みなさまぜひお読みください。
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