せなか町から、ずっと
「せなか町から、ずっと」 作:斉藤倫 絵:junaida 発行:株式会社福音館書店
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巨大なエイが、ある夜美しい鳥に出会って、どうしても自分のものにしたくなった。
エイは海から空へ飛びあがった。
しかし――鳥には届かず、エイはもとの海に落っこちた。
エイは苦しみの中で眠りつづけ、きがつくと何百年という月日がたっていた。
なんとその間にエイの背中は島になって、人や動物が住むようになった――。
この本はそんな「せなか町」で起きた不思議な出来事を集めたものである。
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斉藤倫さんの本をまた読みました。
せなか町で起きたお話7つ(いや6つか)です。
それぞれに不思議な話で、登場人物などがつながっています。
どれもなかなかおもしろかった。
「ひねくれカーテン」、「名まえをおとした女の子」、「麦の光」…。
他のもおもしろかったけどね。
で、ひとつひっかかるのが、「なんでせなか町なんだ?」ってこと。
べつにエイの背中の町じゃなくてもいいと思うんだよね。
なぜわざわざ「せなか町」という設定にしたのか?
ぼくはそこはよくわからなかった。
まあでもおもしろいので、一読の価値はあると思いました。
“Senaka Machi kara, Zutto” by Rin Saito(2016)
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