ぼくは本を読んでいる。
- 2019.06.25
- 児童書・日本
- 児童書 本 子どもの本
「ぼくは本を読んでいる。」 作:ひこ・田中 発行:株式会社講談社
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家の「本部屋」で見つけた、両親のどちらかが小学生のころに読んだはずの本。
どうしてだかぼくは、それを親に隠れてこっそり読みたくなった――。
『小公女』を読み始めたルカは、主人公にツッコミを入れつつ、
両親がスマホを与えてくれない理由を聞きつつ、
幼なじみや転校生と日々の雑談をこなしつつ、
この本を読み終えることができるのか?
「読書離れ」とか言われてしまう今時の子どもたちよ、本好きでなくても、読書はできる!
ぼくの家には壁一面に天井まである本棚が置かれた「本部屋」がある。
そこで見つけた、紙カバーに包まれた文庫サイズの本。
ぼくの両親のどちらかが小学生のころに読んだはずの本。
どうしてだかぼくは、それを親に隠れてこっそり読みたくなった――。
『小公女』を読み始めたルカは、主人公のセーラ・クルーの行動にツッコミを入れつつ、
両親がまだスマホを与えてくれない理由を聞きつつ、幼なじみや転校生と日々の雑談をこなしつつ、
手にした本を読み終えることができるのだろうか?
幼なじみのナナ、2年ぶりに一緒のクラスになった安田、読書好きの転校生カズサとの日常は、
この「読書」によってどんなふうに変わっていくのだろうか?
映画化もされた『お引越し』で知られる児童文学作家、ひこ・田中が描く、
本好きではない少年の1週間の読書体験。
「読書離れ」とか言われてしまう今時の子どもたちよ、本なんて好きではなくても読書はできる! この本で逆襲せよ!!
【対象:小学校高学年以上】
(HPから)
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小5のルカの家には「本部屋」があって、両親が調べ物や読書をしている。
むずかしい本がずらっと並んでいて、ルカはこの部屋には入らないようになっていた。
(小さいころは絵本などをその部屋で読んでもらっていた)
それが、たまたまゴキブリを追いかけて、本部屋に入った。
そこでルカは、両親が子どものころに読んだらしい本を見つける。
それは、岩波少年文庫の「小公女」という本だった。
ルカはその本を部屋に持っていき、読み始める。
以下、本を読むところと、それ以外のこと(学校でのことや、友達との時間や家族との会話などなど)
が交互に出てくる感じです。
出てくる本は、「小公女」、「あしながおじさん」、「赤毛のアン」。
あちゃー、どれも読んでないわ。
「あしながおじさん」、ネタバレしとるやん。
まあいいけど。
この3冊、女の子向きの本だよね。ルカのお母さんが読んだ本じゃないかな。
…と思ったらお父さんも読んでるって言ってるわ。
うーん、男も読まないかんかな。
今度読んでみよう。
あと面白いセリフがあって、ルカが両親に向かって、
「ぼくのいる前で、二人だけでぼくの話をしないでよ」っていうセリフ。
少年の微妙な心理が現れている感じで、おもしろく思った。
うちには少年がいないので、…そういう会話は出たことない気がする。
うーん、この本、大人のほうが楽しめるかもね。
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