児童書 本 子どもの本

オオカミが来た朝

「オオカミが来た朝」 作:ジュディス・クラーク 訳:ふなとよし子 発行:株式会社福音館書店 ● 「『オオカミが来た朝』は、読者の方々を、あるオーストラリア人一家の四世代にわたる 子どもたちの折々の心もように、時をこえてよりそう旅にいざないます。」 1935年から2002年までの折々に、子どもたちが(時に大人も)どんな経験をしたか、 どんなことを考えたかを、6つの短編で描く、連作短編集です。 父親が […]

これから戦場に向かいます

「これから戦場に向かいます」 写真と文:山本美香 発行:株式会社ポプラ社 ● 山本美香さんは、世界の戦場を取材してテレビや新聞、雑誌で報道するジャーナリスト、でした。 亡くなられてもう7年になります。 以前「戦場を取材する」という彼女の本を読ませていただいて、 とてもよかったので、他の本も読んでみないかんな、と思いながら なかなか果たせず、今回比較的最近出た本であるこの本を手にいたしました。 写真 […]

大渋滞

「大渋滞」 作:いとうみく 絵:いつか 発行:株式会社PHP研究所 ● 離婚を決めたパパとママ。二人とともに、車で名古屋に向かう主人公・麦と弟の大地。麦は、両親の離婚の原因が知りたいけれど聞き出せない……、それに加えて、けんかをしている仲良しの友達のことが頭から離れず、モヤモヤとした気持ちを抱えながら、渋滞の車中を過ごす。 車中では、渋滞によってイライラがつのるママと、楽天的で先を読まずに発言して […]

初恋まねき猫

「初恋まねき猫」 作:小手鞠るい 発行:株式会社講談社 ● 春休みにスキーで脚を骨折し、新学期早々学校を休んで退屈していた中学2年の龍樹の部屋の窓から、とつぜん銀色の美しい猫が現れる。猫のしなやかな動きに心を奪われた龍樹はずっと忘れていた絵を描きたい気持ちを思い出し、目の前にあったノートを一枚破ると・・・・・・ 「この小説は、小手鞠るいから読者への贈物だ。」金原瑞人氏推薦!  一般文芸のみならず児 […]

ぼくは本を読んでいる。

「ぼくは本を読んでいる。」 作:ひこ・田中 発行:株式会社講談社 ● 家の「本部屋」で見つけた、両親のどちらかが小学生のころに読んだはずの本。 どうしてだかぼくは、それを親に隠れてこっそり読みたくなった――。 『小公女』を読み始めたルカは、主人公にツッコミを入れつつ、 両親がスマホを与えてくれない理由を聞きつつ、 幼なじみや転校生と日々の雑談をこなしつつ、 この本を読み終えることができるのか?  […]

その年、わたしは嘘をおぼえた

「その年、わたしは嘘をおぼえた」 作:ローレン・ウォーク 訳:中井はるの・中井川玲子 発行:さ・え・ら書房 ● 2017年ニューベリー賞オナー受賞作品。ニューヨークタイムズベストセラー。 NPR, Booklist, Entertainment Weekly, Kirkus Reviews,Shelf Awareness, School Library Journal, The Wall Stre […]