羊の告解
「羊の告解」 作:いとうみく 発行:株式会社静山社 ● ある朝、いつものように学校へ行く準備をしていた時、 うちに刑事がやってきた。 おとうさんが刑事に連れていかれた。 ――おとうさんは人を殺してしまったのだ。 その日から涼平と家族の苦難がはじまる。 家には住めなくなり、 両親は離婚をして名字が変わり、 せっかく作り上げてきた人間関係もくずれてしまう。 それでも生きていかなければならないのだ。 ● […]
大人でもおもしろい子どもの本を紹介するブログ。
「羊の告解」 作:いとうみく 発行:株式会社静山社 ● ある朝、いつものように学校へ行く準備をしていた時、 うちに刑事がやってきた。 おとうさんが刑事に連れていかれた。 ――おとうさんは人を殺してしまったのだ。 その日から涼平と家族の苦難がはじまる。 家には住めなくなり、 両親は離婚をして名字が変わり、 せっかく作り上げてきた人間関係もくずれてしまう。 それでも生きていかなければならないのだ。 ● […]
「ネッシーはいることにする」 作:長薗安浩 発行:ゴブリン書房 ● 「あたらしい図鑑」から2年―― 中三の五十嵐純は、所属の野球部が地区予選敗退。 いきなり予定外の夏休みがやってきた。 詩人の村田さんの三回忌法要の招待。 ベトナムに単身赴任中の父からのメールに衝撃を受け、 ベトナム戦争について調べ始める。 そして幼なじみの智幸とのちょっと危ない(?)つきあい。 純は、人生の曲がり角を生きていく…。 […]
「縞模様のパジャマの少年」 作:ジョン・ボイン 訳:千葉茂樹 発行:株式会社岩波書店 ● 第二次世界大戦中の物語。 ベルリンで軍人の息子として何不自由なく暮らしていた少年ブルーノは、 父の転勤(?)で見知らぬ土地へ引っ越した。 (そこは後にポーランドだとわかる) 近くに、他に住む人はなく、友だちがいなくてさみしい思いをするブルーノ。 部屋の窓からは、怪しげな縞模様のパジャマを着た人たちが暮らしてい […]
「ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ」 作:アンジー・トーマス 訳:服部理佳 発行:株式会社岩崎書店 ● アメリカのどこか分からないけど、ガーデンハイツという黒人街。(ニューヨークではないみたい) 主人公の女子高生スターは、パーティの帰り道で幼なじみのカリルが警官に射殺されてしまうという、 ショッキングな事件に遭遇してしまう。 カリルが警官に逆らったわけでないのに、撃たれてしまったことを […]
「夢見る人」 作:パム・ムニョス・ライアン 画:ピーター・シス 訳:原田 勝 発行:株式会社岩波書店 ● ネフタリはひよわな少年だが,並外れた想像力の持ち主。 父親から将来は医者にと望まれ,空想などやめて強くなれと怒られるが,心はいつも夢見ることをやめられない。 魅惑的なチリの自然と書物に育まれ,やがてネフタリは才能豊かな詩人へと成長をとげる。 決して創造をやめない魂を,美しい挿絵とともにたたえる […]
「星の旅人 伊能忠敬と伝説の怪魚」 作:小前 亮 発行:株式会社小峰書店 ● 寛政12年閏4月19日(西暦1800年6月11日)。 伊能忠敬は、幕府から許可を得て、蝦夷地に向け測量の旅に出かけようとしていた。 その一行の前に現れた少年、平次。 聞けば、父親が以前の蝦夷地測量で行方不明になったという。 平次の境遇に同情した忠敬は、同行を許す。 かくて、過酷な測量の旅が始まった…。 ● 読書感想文コン […]
「ヒマラヤに学校をつくる カネなしコネなしの僕と、見捨てられた子どもたちの挑戦」 作:吉岡大祐 発行:株式会社旬報社 ● 父は「子どもは勉強なんてしなくていい。しっかり遊べ」と言った。 どこかへ出かけるたびに、「探検をして、なにか見つけてこい」と言われた。 そして筆者はのびのびとした青年に育った。 鍼灸師の資格を取り、アメリカを目指すはずだったのが、ひょんなことからネパールへ。 そこで筆者が見たも […]
「むこう岸」 作:安田夏菜 発行:株式会社講談社 ● 【対象:小学校高学年以上】 第59回日本児童文学者協会賞受賞作品。 児童文学作家、ひこ・田中氏がイッキ読み! 「『貧乏なのはそいつの責任』なんて蹴っ飛ばし、権利を守るため、地道に情報を集める二人。うん。痛快だ。」 小さなころから、勉強だけは得意だった山之内和真は、必死の受験勉強の末、有名進学校である「蒼洋中学」に合格するが、 トップレベルの生徒 […]