僕たちは星屑でできている
「僕たちは星屑でできている」 作:マンジ―ト・マン 訳:長友恵子 発行:株式会社岩波書店(STAMP BOOKS) ● 高校生のナタリーはドーバー海峡横断泳へのチャレンジを決心する。難民支援の募金活動のためだ。 そのときサミーは、アフリカの独裁国家エリトリアから逃れ、命がけではるかイギリスをめざしていた。 運命のいたずらが痛みを抱えたふたりを結びつける。 そこに希望は生まれるのか。 カーネギー賞最 […]
大人でもおもしろい子どもの本を紹介するブログ。
「僕たちは星屑でできている」 作:マンジ―ト・マン 訳:長友恵子 発行:株式会社岩波書店(STAMP BOOKS) ● 高校生のナタリーはドーバー海峡横断泳へのチャレンジを決心する。難民支援の募金活動のためだ。 そのときサミーは、アフリカの独裁国家エリトリアから逃れ、命がけではるかイギリスをめざしていた。 運命のいたずらが痛みを抱えたふたりを結びつける。 そこに希望は生まれるのか。 カーネギー賞最 […]
「わたしの名前はオクトーバー」 作:カチャ・べーレン 訳:こだまともこ 発行:株式会社評論社 ● 父親と二人、森の中で半分自給自足の生活をしてきた少女オクトーバー。 自分たちが「野生」であることに誇りを持ち、巣から落ちたメンフクロウの赤ちゃんを大切に育てていた。 が、11歳の誕生日に転機が訪れる。 父親が大怪我を負って入院し、「母親とかいうひと」と都会で暮らすことになったのだ。 フクロウも保護セン […]
「キオクがない!」 作:いとうみく 絵:平沢下戸 発行:文研出版(文研じゅべにーるYA) ● 積み重ねてきた14年が、突然全部なくなった。 名前は? 家族は? 友達は……? 名前さえもわからない彼が目覚めたのは、病室だった。 笑喜孝太郎、14歳。交通事故に遭った彼は、記憶を失っていた。 よそよそしい両親、自分を避ける弟、視線を逸らすクラスメイト。 記憶を失う前の自分は、いったいどんな奴だったんだ! […]
「源氏物語入門」 著:高木和子 発行:株式会社岩波書店(岩波ジュニア新書) ● 日本の古典の代表か、世界の文学か、色好みの男の恋愛遍歴か――。 平安時代から現在まで、人々を夢中にさせつづける『源氏物語』って、いったい何が面白いのでしょう。 物語の展開をたどり、原文の言葉にも触れながら、その秘密を探ります。 初めて読む人から『源氏』ファンまで、千年生きる物語の魅力に今、出会ってみませんか。 (裏表紙 […]
「黄色い夏の日」 作:高楼方子 画:木村彩子 発行:株式会社福音館書店 ● キンポウゲって、毒があるっていうじゃない 七月半ばの日曜日。初夏の日差しが落ちる道をたどり、景介の向かう先にその家はあった。 中学生になって入った美術部で、建物を描くという課題がだされた時、まっ先に浮かんだのが、木々と草花に囲まれて建つ、灰色の壁と緑の屋根の古めかしいその洋館だった。 主の老女に招き入れられ、足を踏み入れた […]
「スペシャルQトなぼくら」 作:如月かずさ 発行:株式会社講談社 ● Q=クエスチョニング。自分の性別が男か女かわからない。 自分が好きになる相手が異性か同性かわからない。 だけど、どっちかわからなくたって、ぼくらはぼくらの好きなものが好き!! 中学2年のナオが塾帰りに目撃したのは、女子のようにメイクをして、かわいい服で街をあるく学年トップの優等生・久瀬の姿。 そのときから、自分のことをごく普通 […]
「ロンドン・アイの謎」 作:シヴォーン・ダウド 訳:越前敏弥 発行:株式会社東京創元社 ● 12歳のテッドは、いとこのサリムの希望で、巨大な観覧車ロンドン・アイにのりにでかけた。 テッドと姉のカット、サリムの三人でチケット売り場の長い行列に並んでいたところ、 見知らぬ男が話しかけてきて、自分のチケットを一枚ゆずってくれると言う。 テッドとカットは下で待っていることにして、サリムだけが、たくさんの乗 […]
「母の国、父の国」 作:小手鞠るい 発行:株式会社さ・え・ら書房 ● 少女は、この国で、目立った。 そのために、のけものにされたり、けなされたりすることもあった。 壮絶ないじめに耐えつづけた小学生時代。 世間にプライドを踏みにじられた中学生時代。 うそと裏切りにまみれた恋に苦しみ、母に対する憎しみを覚えた高校生時代。 苦悩の海を越え、絶望の果てに訪れたその国で、少女を待っていたものは―――。 「 […]
「小さな手――ホラー短編集4」 編訳:金原瑞人 絵:佐竹美保 発行:株式会社岩波書店(岩波少年文庫) ● たわいない願いが引き起こす悲劇、手をめぐる怪異、美しい館の秘密――… スリリングでひねりの効いた英米ホラーの傑作八編を収録。 カポーティ、スティーヴンソン、キプリングほか、初訳・新訳多数のオリジナル短編集。 (カバー裏より) ● なんと、コロナにかかってしまいました。 職場ではやりまして。 の […]
「どんぐり喰い」 作:エルス・ペルフロム 訳:野坂悦子 発行:株式会社福音館書店 ● 主人公の少年クロは貧しい家計を助けるため、学校をやめて働きに出る。 豚やヤギの世話、建築現場の下働き……。 内戦終結からまもないスペイン・アンダルシア地方で、人々は貧しさや社会の不条理に耐えながらも誇り高く生き抜き、 クロもまた、たくましく成長していく。 オランダを代表する児童文学作家エルス・ペルフロムが夫の少年 […]