おばあちゃんがいるから
「おばあちゃんがいるから」 作・絵:イルズ=マーグレット・ボーゲル 訳:掛川恭子 発行:株式会社岩波書店 ● 悲しいとき,胸の中がからっぽになったみたいでたいくつなとき―この女の子は,おばあちゃんのそばに行って話しかけるのでした. 幼い時に祖母と共に過ごした日々の思い出をあたたかく描きます. (岩波書店ホームページより) ● 「ふたりのひみつ」と「さよならわたしのおにいちゃん」の間にくるお話らしい […]
大人でもおもしろい子どもの本を紹介するブログ。
「おばあちゃんがいるから」 作・絵:イルズ=マーグレット・ボーゲル 訳:掛川恭子 発行:株式会社岩波書店 ● 悲しいとき,胸の中がからっぽになったみたいでたいくつなとき―この女の子は,おばあちゃんのそばに行って話しかけるのでした. 幼い時に祖母と共に過ごした日々の思い出をあたたかく描きます. (岩波書店ホームページより) ● 「ふたりのひみつ」と「さよならわたしのおにいちゃん」の間にくるお話らしい […]
「さよならわたしのおにいちゃん」 作・絵:I.ボーゲル 訳:掛川恭子 発行:株式会社あかね書房 ● ひとりぼっちのさびしい夏の日に、 知り合った大切な、わたしのおにいちゃん、だったのに…… 初めての恋におちた、夢みる幼い少女のよろこびと悲しみを、 若く美しい母親との愛と葛藤のなかで こまやかに描きあげたユニークな物語。 (カバー見返しより) ● そんなわけで、「さよならわたしのおにいちゃん」も読み […]
「ふたりのひみつ」 作・絵:I.ボーゲル 訳:掛川恭子 発行:株式会社あかね書房 ● わたしはかっとなって、思わずどなってしまいました。 「エリカ、あんたなんか、死んじゃえばいいのに!」 ――競争心、嫉妬、不安、そして愛……幼い少女の微妙な心の動きを、 鋭く、あざやかなユーモアでとらえ、 ふたごの姉妹エリカとインゲの友情の日々と別離を、 深いやさしさをこめて描いた、胸をうつ物語です。 (カバー見返 […]
「赤い糸でむすばれた姉妹」 作:キャロル・アントワネット・ピーコック 訳:日当陽子 発行:株式会社フレーベル館 ● 「国際養子縁組」なんてことがあるとは。今回初めて知った。 特に中国からアメリカへ、というのが多いらしい。 ピークの2005年には約7900人が中国からアメリカへ渡ったそうだ。 中国の「一人っ子政策」も影響しているそうだ。 この物語は、中国からアメリカへ渡った少女ウェンと施設に残った少 […]
「ふしぎをのせたアリエル号」 作:リチャード・ケネディ 訳・絵:中川千尋 発行:株式会社徳間書店 ● おおざっぱに言えば、宝探しのお話なんですが。 そこに、「人形が人間(や動物)に変わり、人間が人形に変わる」という不思議な現象?が組み合わさって、 なんとも不思議な物語が展開していきます。 アリエル号の船長「キャプテン」は、エイミイの父親がつくった人形が人間になった人で、 キャプテンが持っている女の […]
「レイミー・ナイチンゲール」 作:ケイト・ディカミロ 訳:長友恵子 発行:株式会社岩波書店 ● 10歳のレイミーは美少女コンテストで優勝することを目指しています。 出て行ってしまった父親が、それを知って家に戻ってくることを望んでいるのです。 コンテストの特技にしようと習い始めたバトントワリングの教室で、レイミーはルイジアナとベバリーに出会います。 二人も父親がいない(ルイジアナは母もいない)家庭の […]
「ネバームーア モリガン・クロウの挑戦」 作:ジェシカ・タウンゼント 訳:田辺千幸 発行:株式会社早川書房 ● モリガン・クロウは<闇宵時>と呼ばれる「呪われた日」に生まれた女の子。 よくないことはすべて彼女のせいとなり、家族からも疎まれ、恐れられている。 まもなく次の<闇宵時>が来て、モリガンは死ぬことになっていた。 まだ11歳なのに…。 そんなモリガンを救うべく、<ネバームーア>という国からや […]
「ほんとうの願いがかなうとき」 作:バーバラ・オコーナー 訳:中野怜奈 発行:株式会社偕成社 ● 父さんが暴力沙汰で拘置所に入り、母さんは精神的に不安定で育児拒否。 二人の子どもは、別々の家に引き取られた。 お姉さんは友だちの家へ、そしてわたしチャーリーは会ったこともないおばさんの家へ…。 おばさんの家は、山の中のとんでもない「いなか」。 街暮らしのチャーリーは、拒否感ありあり。 そんなチャーリー […]
「シャイローがきた夏」 作:フィリス・レイノルズ・ネイラー 絵:岡本順 訳:さくまゆみこ 発行:株式会社あすなろ書房 ● 散歩の途中で、ぼく(マーティ)は子犬のビーグル犬と出会った。 「おいで」と言っても近寄ってこないが、どこまでもついてくる。 やせて、たぶん虐待されている犬ではないかと思われた。 思い立って口笛を吹いてみると、「まるで魔法のボタンを押したみたいに」子犬は突進してきた。 訓練されて […]
「野生のロボット」 作・絵:ピーター・ブラウン 訳:前沢明枝 発行:株式会社福音館書店 ● 野生のなかで生きるロボットの運命は? あらしの夜、五つの木箱が無人島に流れついた。 中にはどれも新品のロボットが一体ずつ入っていたが、こわれずに無事だったのは一体だけだった。 偶然スイッチが入り起動したロボット=ロズは、島で生きぬくために、野生動物たちを観察することでサバイバル術を学んでいく。 はじめはロズ […]