チャンス はてしない戦争をのがれて
「チャンス はてしない戦争をのがれて」 作:ユリ・シュルヴィッツ 訳:原田勝 発行:株式会社小学館 ● 〈 書籍の内容 〉 生きのびられたのは偶然(チャンス)だった ぼくと家族が生きのびたのは、まったくの偶然(チャンス)だった。 『よあけ』や『あめのひ』など、日本でもよく知られる絵本作家、ユリ・シュルヴィッツ。 ユダヤ人である彼が第二次世界大戦にまきこまれたのは、まだ4歳の頃でした。 ナチスドイツ […]
大人でもおもしろい子どもの本を紹介するブログ。
「チャンス はてしない戦争をのがれて」 作:ユリ・シュルヴィッツ 訳:原田勝 発行:株式会社小学館 ● 〈 書籍の内容 〉 生きのびられたのは偶然(チャンス)だった ぼくと家族が生きのびたのは、まったくの偶然(チャンス)だった。 『よあけ』や『あめのひ』など、日本でもよく知られる絵本作家、ユリ・シュルヴィッツ。 ユダヤ人である彼が第二次世界大戦にまきこまれたのは、まだ4歳の頃でした。 ナチスドイツ […]
「彼方の光」 作:シェリー・ピアソル 訳:斎藤倫子 発行:株式会社偕成社 ● 黒人奴隷の少年サミュエルは、年老いたハリソンから、カナダへの逃亡を告げられる。 親代わりのハリソンを一人で行かせるわけにはいかず、 サミュエルはハリソンとともに北をめざす。 自由になるための、終わりなき旅がはじまる。 (帯より) 黒人が奴隷として酷使されていた時代、1859年。 黒人が脱走する<地下鉄道>の実話をもとに、 […]
「オール・アメリカン・ボーイズ」 作:ジェイソン・レノルズ、ブレンダン・カイリー 訳:中野怜奈 発行:株式会社偕成社 ● 黒人の少年ラシャドはポテトチップスを買いに行った店で万引きを疑われ、 白人の警官から激しい暴行を受ける。 それを目撃した白人の少年のクインは、 その警官が友人の兄のポールだと気づき現場から逃げた。 事件の動画がテレビやネットで拡散し、 ラシャドとクインが通う高校では抗議のデモが […]
「サイモン VS 人類平等化計画」 作:ベッキー・アルバータリ 訳:三辺律子 発行:株式会社岩波書店 ● 「STAMP BOOKS」の一冊。 サイモンはごく普通の高校生…だが、ゲイであるという秘密を持っている。 ネットで知り合った「ブルー」に恋愛感情を持っている。 (もちろんブルーもゲイだ) ブルーは同じ学校の生徒なのは確かなのだが、だれだかわからない。 物語は、「ゲイであることをいつカミングアウ […]
「ペーパーボーイ」 作:ヴィンス・ヴォーター 訳:原田勝 発行:株式会社岩波書店 ● 1959年、アメリカ南部、テネシー州メンフィス。 吃音に悩む11歳の「ぼく」は、友だちの代わりに1か月新聞配達をすることになった。 そこで「ぼく」はいろいろな人と出会う。 そして「事件」も――。 作者の経験をもとに書かれた、自伝的小説。 したがって作者自身も吃音者である。 登場人物にはそれぞれモデルがあり、 出来 […]
「この海を越えれば、わたしは」 作:ローレン・ウォーク 訳:中井はるの・中井川玲子 発行:さ・え・ら書房 ● マサチューセッツ州ウッズホール沖 エリザベス諸島 1925年―― 12歳のクロウは、赤ん坊の時、ハンセン病の隔離病棟があったペニキース島から流されて、 オッシュのもとへやってきた。小島に一人暮らす男のもとへ。 ある晩、クロウはペニキース島で火が燃えているのを見た。 それを見て、クロウは自分 […]
「キャパとゲルダ」 作:マーク・アロンソン&マリナ・ブドーズ 訳:原田勝 発行:株式会社あすなろ書房 ● 以前「ちょっとピンぼけ」という有名なキャパの手記を読んだ。 もう内容を忘れてしまったので、いかんのですが、 「ゲルダ・タロー」のことはその本に出てきたっけ?という感じ。 二人がいっしょにスペインの内戦を取材していたことはこの本で初めて知った。 ということで、二人が活躍したスペイン内戦の取材のこ […]
「明日をさがす旅 故郷を追われた子どもたち」 作:アラン・グラッツ 訳:さくまゆみこ 発行:株式会社福音館書店 ● 1939年、ナチスの迫害をのがれるため、ユダヤ人の少年ヨーゼフは家族とともにキューバを目指す。 1994年、イサベルは家族とともに経済危機に陥ったキューバを脱出してアメリカに手製ボートで向かう。 2015年、内戦がつづくシリアを脱出してヨーロッパへ向かうマフムード一家。 三者三様の脱 […]
「ぼくがいちばんききたいことは」 作:アヴィ 訳:青山南 発行:株式会社ほるぷ出版 ● 両親が離婚し、現在は母親と(そのボーイフレンドと)暮らすデイモン。 だがもう我慢の限界だ。これからは父親と暮らす。もともと住んでいた家で。 っとばかりに父親の家に帰ったデイモンだったが…予想外の展開が待っていた。(『家に帰る』) 元先生の博識のおじいちゃんに誘われていやいやながら、リコーダーの教室におじいちゃん […]
「ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ」 作:アンジー・トーマス 訳:服部理佳 発行:株式会社岩崎書店 ● アメリカのどこか分からないけど、ガーデンハイツという黒人街。(ニューヨークではないみたい) 主人公の女子高生スターは、パーティの帰り道で幼なじみのカリルが警官に射殺されてしまうという、 ショッキングな事件に遭遇してしまう。 カリルが警官に逆らったわけでないのに、撃たれてしまったことを […]