友だちをやめた二人
「友だちをやめた二人」 作:今井福子 絵:いつか 発行:文研出版 ● 小学5年生の七海と結衣は小1の時からずっと友だちだ。 でも同じグループになったことはない。 七海にとって結衣はよくわからない存在なのだ。 何を考えているかわからないことも多い。 子猫を拾ったり、 七海のおばあちゃんの突然の死や、 七海に側転の練習をさせたりとか、 いろんなできごとがあって、 二人に試練がやってくる。 このままじゃ […]
大人でもおもしろい子どもの本を紹介するブログ。
「友だちをやめた二人」 作:今井福子 絵:いつか 発行:文研出版 ● 小学5年生の七海と結衣は小1の時からずっと友だちだ。 でも同じグループになったことはない。 七海にとって結衣はよくわからない存在なのだ。 何を考えているかわからないことも多い。 子猫を拾ったり、 七海のおばあちゃんの突然の死や、 七海に側転の練習をさせたりとか、 いろんなできごとがあって、 二人に試練がやってくる。 このままじゃ […]
「きつねの時間」 作:蓼内明子 絵:大野八生 発行:株式会社フレーベル館 ● 小学6年生のふみは、ママと二人暮らし。 料理が得意でママをうならせることしばしば。 ある日、ママがふみの父親が生きていることを知らされたことから、 二人はけんかになってしまう。 冷戦状態が何日も続く。 そんなとき、ふみは通っていた幼稚園の先生から、 「おかあさんに幼稚園の壁に絵を描いてほしい」 と頼まれる。(ふみのママは […]
「手紙 ふたりの奇跡」 作:福田隆浩 発行:株式会社講談社 ● 長崎市の小学6年生吉野耕治は、秋田市の清水穂乃香という同じ小6の子の手紙を受け取った。 全然知らない子の手紙。 自分が優秀賞をとった作文を見て、手紙を出したのだという。 内容は、彼女のお母さんの秘密を探ること。 お母さんが、長崎へ修学旅行へ行ったときに起きた、「奇跡のような出来事」はなんだったのか 調べてほしい、ということだった。 興 […]
「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」 作:椰月美智子 絵:早川世詩男 発行:株式会社小峰書店 ● 小学6年の拓人、忍、宇太佳の3人組は、 いつもみどり公園でスケボーを楽しんでいた。 ところが、みどり公園が突然「スケボー禁止」になってしまった。 拓人は、花林神社の前の通りが、車も来ないしできそうだと提案する。 しかし神社には、管理のおじいさんがいる。 案の定、3人がスケボーをやっているとおじい […]
「トクベツな日」 作:白矢三恵 絵:スカイエマ 発行:株式会社PHP研究所 ● それぞれに悩みをかかえる4人のクラスメイト。 でも悩みを誰にも言えない。 それが、一人暮らしのお年寄りを給食に招く、 「もみじ給食の日」をめぐって一気にバクハツする! 4人にとって「トクベツな日」とは どんな日だったのか…? ● 最近よくみる「群像もの」(だせーネーミングだ) といいますか。 一つの事件を4人の視点で描 […]
「夏に降る雪」 作:あんずゆき 絵:佐藤真紀子 発行:株式会社フレーベル館 ● おとうさんの会社が倒産して、大河は東京から、おかあさんの実家がある長崎県佐世保市に引っ越してきた。 新しい学校になじめない大河。 そんな大河が、小学生の演劇に参加することになる。 しかも主役。 大河は次々と降りかかる試練をどう乗り越えていくのか? 春から夏へ、少年の挑戦がはじまった…。 ● 長崎県佐世保市には「無窮洞」 […]
「八月のひかり」 作:中島信子 発行:株式会社汐文社 ● 八月、夏休み―― 海だ山だプールだと浮かれている子どもたちとは対照的に、貧しさの中で家事に忙殺される子どもたちがいる―― 5年生の美貴もそんな子供の一人だった。 母と弟、自分の三人暮らし。 母はスーパーで働いているが、給料が安く、毎日の食べるものにも困っている状況。 安いキャベツを使って、美貴は今日も料理を作る。 カレーキャベツだったり、マ […]
「せなか町から、ずっと」 作:斉藤倫 絵:junaida 発行:株式会社福音館書店 ● 巨大なエイが、ある夜美しい鳥に出会って、どうしても自分のものにしたくなった。 エイは海から空へ飛びあがった。 しかし――鳥には届かず、エイはもとの海に落っこちた。 エイは苦しみの中で眠りつづけ、きがつくと何百年という月日がたっていた。 なんとその間にエイの背中は島になって、人や動物が住むようになった――。 この […]
「ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集」 作:斉藤倫 絵:高野文子 発行:株式会社福音館書店 ● きみはいつものように、あけっぱなしの玄関から、どんどんぼくの部屋にあがりこみ、ランドセルをおろしながらこういった。 「せんせいが、おまえは本を読めっていうんだ。ことばがなってないから」。 ぼくは一冊の詩集をきみに手渡す。「ここんとこ、読んでみな」。 詩は、おもしろい。そして、詩は […]
「これから戦場に向かいます」 写真と文:山本美香 発行:株式会社ポプラ社 ● 山本美香さんは、世界の戦場を取材してテレビや新聞、雑誌で報道するジャーナリスト、でした。 亡くなられてもう7年になります。 以前「戦場を取材する」という彼女の本を読ませていただいて、 とてもよかったので、他の本も読んでみないかんな、と思いながら なかなか果たせず、今回比較的最近出た本であるこの本を手にいたしました。 写真 […]