「ヒマラヤに学校をつくる カネなしコネなしの僕と、見捨てられた子どもたちの挑戦」 作:吉岡大祐 発行:株式会社旬報社 ● 父は「子どもは勉強なんてしなくていい。しっかり遊べ」と言った。 どこかへ出かけるたびに、「探検をして、なにか見つけてこい」と言われた。 そして筆者はのびのびとした青年に育った。 鍼灸師の資格を取り、アメリカを目指すはずだったのが、ひょんなことからネパールへ。 そこで筆者が見たも […]
「これから戦場に向かいます」 写真と文:山本美香 発行:株式会社ポプラ社 ● 山本美香さんは、世界の戦場を取材してテレビや新聞、雑誌で報道するジャーナリスト、でした。 亡くなられてもう7年になります。 以前「戦場を取材する」という彼女の本を読ませていただいて、 とてもよかったので、他の本も読んでみないかんな、と思いながら なかなか果たせず、今回比較的最近出た本であるこの本を手にいたしました。 写真 […]
「むこう岸」 作:安田夏菜 発行:株式会社講談社 ● 【対象:小学校高学年以上】 第59回日本児童文学者協会賞受賞作品。 児童文学作家、ひこ・田中氏がイッキ読み! 「『貧乏なのはそいつの責任』なんて蹴っ飛ばし、権利を守るため、地道に情報を集める二人。うん。痛快だ。」 小さなころから、勉強だけは得意だった山之内和真は、必死の受験勉強の末、有名進学校である「蒼洋中学」に合格するが、 トップレベルの生徒 […]
「大渋滞」 作:いとうみく 絵:いつか 発行:株式会社PHP研究所 ● 離婚を決めたパパとママ。二人とともに、車で名古屋に向かう主人公・麦と弟の大地。麦は、両親の離婚の原因が知りたいけれど聞き出せない……、それに加えて、けんかをしている仲良しの友達のことが頭から離れず、モヤモヤとした気持ちを抱えながら、渋滞の車中を過ごす。 車中では、渋滞によってイライラがつのるママと、楽天的で先を読まずに発言して […]
「初恋まねき猫」 作:小手鞠るい 発行:株式会社講談社 ● 春休みにスキーで脚を骨折し、新学期早々学校を休んで退屈していた中学2年の龍樹の部屋の窓から、とつぜん銀色の美しい猫が現れる。猫のしなやかな動きに心を奪われた龍樹はずっと忘れていた絵を描きたい気持ちを思い出し、目の前にあったノートを一枚破ると・・・・・・ 「この小説は、小手鞠るいから読者への贈物だ。」金原瑞人氏推薦! 一般文芸のみならず児 […]
「ぼくは本を読んでいる。」 作:ひこ・田中 発行:株式会社講談社 ● 家の「本部屋」で見つけた、両親のどちらかが小学生のころに読んだはずの本。 どうしてだかぼくは、それを親に隠れてこっそり読みたくなった――。 『小公女』を読み始めたルカは、主人公にツッコミを入れつつ、 両親がスマホを与えてくれない理由を聞きつつ、 幼なじみや転校生と日々の雑談をこなしつつ、 この本を読み終えることができるのか? […]
「その年、わたしは嘘をおぼえた」 作:ローレン・ウォーク 訳:中井はるの・中井川玲子 発行:さ・え・ら書房 ● 2017年ニューベリー賞オナー受賞作品。ニューヨークタイムズベストセラー。 NPR, Booklist, Entertainment Weekly, Kirkus Reviews,Shelf Awareness, School Library Journal, The Wall Stre […]
「さよ 十二歳の刺客」 作:森川成美 絵:槇えびし 発行:株式会社くもん出版 ● 壇ノ浦の戦いから、ひとり生き残った平氏の姫・さよ。 奥州藤原氏配下の武士・清原良任のもとに身を寄せ、弓馬の腕を磨いていた彼女には、 一族を滅ぼし、自分から幸せな生活を奪った源氏の大将・源義経に復讐をするという野望があった。 兄・頼朝に追われ、都から落ちのびてきた義経が、藤原泰衡の館に滞在していると聞き、 良任とともに […]
「野生のロボット」 作・絵:ピーター・ブラウン 訳:前沢明枝 発行:株式会社福音館書店 ● 野生のなかで生きるロボットの運命は? あらしの夜、五つの木箱が無人島に流れついた。 中にはどれも新品のロボットが一体ずつ入っていたが、こわれずに無事だったのは一体だけだった。 偶然スイッチが入り起動したロボット=ロズは、島で生きぬくために、野生動物たちを観察することでサバイバル術を学んでいく。 はじめはロズ […]
「戦火の三匹 ロンドン大脱出」 作:ミーガン・リクス 訳:尾高 薫 発行:株式会社徳間書店 ● 1939年9月、ドイツ軍がポーランドに侵攻すると、英国はドイツに宣戦を布告した。戦争が始まる…… ロンドンに住む人々は不安におびえ、子どもたちを田舎に疎開させはじめた。 十二歳のロバートと九歳のルーシーのきょうだいも、おばあちゃんの住むデヴォン州に疎開することになった。 そのため、ふたりのペット、ジャッ […]