2020年

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あした、また学校で

「あした、また学校で」 作:工藤純子 発行:株式会社講談社 ● 地域の小学校対抗の大縄跳び大会に、一将の弟将人は出場する――はずだったが。 縄跳びが下手な将人は、朝練に来なければならなかったのに、行かなかったのを 学校一怖い荻野先生にとがめられ、みんなの前できつく叱られてしまった。 さらに他のメンバーからは、「お前は下手だから大会に出るな」と言われてしまう。 落ち込んだ将人は、登校拒否になってしま […]

今、空に翼広げて

「今、空に翼広げて」 作:山本悦子 発行:株式会社講談社 ● 通学班――なつかしいひびきですね。 小学校には、班ごとに集まって通っていました。 いまでもそれは変わらないようです。 この物語は、そんなある通学班の子どもたちを描いたものです…。 5年生の原田真紀は、通学班で1年のつばさのお守係になってしまっている。 ふらふらと落ち着かないつばさを、そのたびに注意する。 台風で授業が中止になり、集団下校 […]

シャイローがきた夏

「シャイローがきた夏」 作:フィリス・レイノルズ・ネイラー 絵:岡本順 訳:さくまゆみこ 発行:株式会社あすなろ書房 ● 散歩の途中で、ぼく(マーティ)は子犬のビーグル犬と出会った。 「おいで」と言っても近寄ってこないが、どこまでもついてくる。 やせて、たぶん虐待されている犬ではないかと思われた。 思い立って口笛を吹いてみると、「まるで魔法のボタンを押したみたいに」子犬は突進してきた。 訓練されて […]

もうひとつの曲がり角

「もうひとつの曲がり角」 作:岩瀬成子 発行:株式会社講談社 ● 新しい家に変わって、転校早々英語教室に通わされることになった朋。 たまたま英会話スクールと郵便局の間の道に入り、 T字路を曲がると…。 そこは時を越えることのできる道だったのである。 時を越えて出会った「みっちゃん」と友だちになった朋。 「みっちゃん」と朗読をする老女「オワリさん」との意外な関係とは? ● ミステリーみたいな書き方を […]

友だちをやめた二人

「友だちをやめた二人」 作:今井福子 絵:いつか 発行:文研出版 ● 小学5年生の七海と結衣は小1の時からずっと友だちだ。 でも同じグループになったことはない。 七海にとって結衣はよくわからない存在なのだ。 何を考えているかわからないことも多い。 子猫を拾ったり、 七海のおばあちゃんの突然の死や、 七海に側転の練習をさせたりとか、 いろんなできごとがあって、 二人に試練がやってくる。 このままじゃ […]

きつねの時間

「きつねの時間」 作:蓼内明子 絵:大野八生 発行:株式会社フレーベル館 ● 小学6年生のふみは、ママと二人暮らし。 料理が得意でママをうならせることしばしば。 ある日、ママがふみの父親が生きていることを知らされたことから、 二人はけんかになってしまう。 冷戦状態が何日も続く。 そんなとき、ふみは通っていた幼稚園の先生から、 「おかあさんに幼稚園の壁に絵を描いてほしい」 と頼まれる。(ふみのママは […]

手紙 ふたりの奇跡

「手紙 ふたりの奇跡」 作:福田隆浩 発行:株式会社講談社 ● 長崎市の小学6年生吉野耕治は、秋田市の清水穂乃香という同じ小6の子の手紙を受け取った。 全然知らない子の手紙。 自分が優秀賞をとった作文を見て、手紙を出したのだという。 内容は、彼女のお母さんの秘密を探ること。 お母さんが、長崎へ修学旅行へ行ったときに起きた、「奇跡のような出来事」はなんだったのか 調べてほしい、ということだった。 興 […]

オオカミが来た朝

「オオカミが来た朝」 作:ジュディス・クラーク 訳:ふなとよし子 発行:株式会社福音館書店 ● 「『オオカミが来た朝』は、読者の方々を、あるオーストラリア人一家の四世代にわたる 子どもたちの折々の心もように、時をこえてよりそう旅にいざないます。」 1935年から2002年までの折々に、子どもたちが(時に大人も)どんな経験をしたか、 どんなことを考えたかを、6つの短編で描く、連作短編集です。 父親が […]

しずかな魔女

「しずかな魔女」 作:市川朔久子 発行:株式会社岩崎書店 ● 草子は、学校には行かず図書館で時間を過ごしている。 不登校である。 草子は、深津さんという女性の司書さんと顔見知りになる。 その深津さんが草子にメッセージを渡す。 <しずかな子は、魔女に向いてる> 草子は、その言葉がのっている本をぜひ読みたいと思い、 深津さんに探してほしい、と頼んだ。 しばらくして、草子に大きな茶封筒が手渡される。 中 […]

昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」 作:椰月美智子 絵:早川世詩男 発行:株式会社小峰書店 ● 小学6年の拓人、忍、宇太佳の3人組は、 いつもみどり公園でスケボーを楽しんでいた。 ところが、みどり公園が突然「スケボー禁止」になってしまった。 拓人は、花林神社の前の通りが、車も来ないしできそうだと提案する。 しかし神社には、管理のおじいさんがいる。 案の定、3人がスケボーをやっているとおじい […]

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